SHIAGEL
備前市

備前市電子地域ポイントカード「BE-ZEN POINT」とは？

「BE-ZEN POINT」とは、備前市から支給する補助（給付）金を、市内の加盟店で使用できる電子ポイントに切り替えることで、これまで市外に流出していた資金を市内で循環させる仕組みの総称です。

SHIAGEL導入前の課題

健康ポイント事業、ウォーキングや検診受診など、健康に関する一定の取り組みを行った人に対し景品を授与する事業を実施する中、以前は配送費用が景品予算の30％を占めるなど、大きくコストがかさんでいました。また、景品が必ずしも受け取る人に喜んではもらえないという課題もありました。さらに、出産祝い金やリフォーム補助、新築補助などの現金給付事業も行なっているが、現金での給付のため市内の商店などでの消費を促すには、効果が薄いと感じられていました。加えて、プレミアム商品券事業などを実施した際には、集計作業などが煩雑で非常に手間がかかっていました。

SHIAGELを選んだポイント

・給付金の種類に応じて利用できる店舗を（市内のみ、市内小規模店舗のみ、市内特定業種のみなど）限定することができる。
・スマホアプリだけでなく、スマホを持っていない方のためにカードによる運用も併用ができる。

SHIAGELの導入効果

「BE-ZEN POINT」の導入により、以下の成果が得られました。
・アプリ会員数：10,000人　カード会員数：10,000人
・加盟店は、紙券と比べて集計作業がラクになり、わざわざ精算のために市役所へ行く必要がなくなり便利になりました。
・市としては、デジタル化の普及や市民への情報提供ツールとしても活用できるようになりました。

スマホアプリ、カードを普及させるため苦労したこと

・加盟店の募集：多くの加盟店に参加してもらうことが課題でした。加盟店にとってのメリットや利点を明確に伝えるなど、仕組みへの理解を広げる取り組みを行いました。
・スマホアプリとカードの併用：基本的にはスマホアプリをご利用いただき、スマホを持っていない人やスマホアプリを使用することに不慣れな人に対しては、カードを配布しました。これにより、より多くの人々が「BE-ZEN POINT」に参加できるようになりました。

営業担当からのコメント

現時点では、市からのポイントのみが発行されていますが、将来的には加盟店からもポイントを発行することで、もっと市内経済の循環が加速され、地域の活性化が期待されると考えています。また、電子マネーの発行を行うことで、プレミアム商品券の発行事業の業務効率化も実現できると同時に市内の利便性も向上すると思われます。